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豆知識

エネルギーとダイエット

人間は食事により栄養(脂肪、炭水化物)を摂取し、消化器が分解、それを血液に溶け込ませ、呼吸によって取り入れられた酸素と結合することで、エネルギーの元を作っています。

脂肪はエネルギーを出す時に大量の酸素を必要としますが、その酸素が不足すると代わりに炭水化物を使います。と言うことで、脂肪を落とすには大量に酸素を取り入れながらの運動、有酸素運動が効果的です。

激しすぎる運動では酸素が不足し、脂肪の代わりに炭水化物の使われるからです。

身体の歪み

身体の歪みは骨格の歪みです。それは、筋肉の短縮硬化や、伸長弱化の影響を受けます。

また、身体が動くのは筋肉の収縮によります。筋肉が収縮することで関節は動きます。そして、その収縮した筋肉と拮抗した筋肉が、バランスを取ることで骨格を正常に形成しています。 しかし、そのバランスが狂う、例えば、一方は正常なのにその拮抗した筋肉が、長く伸びて弱くなっていたり、逆に、一方の筋肉が拮抗した筋肉を過剰にひっぱり、伸長弱化させてしまったりした時、バランスは狂います。

筋肉は鍛えて強くなると硬く短くなります。逆に使わないことで弱くなると長くなります。

人には利き腕や利き足が有ります。その身体の使い方の癖が、拮抗している筋肉のバランスを狂わせてしまい、身体に歪みを作ってしまうのです。

歪みには個人差は有りますが、多少の歪みは誰もに有ります。しかし、何をするのにも必要以上の力が入る人はその差が大きくなる傾向が有ります。 さらに、苦痛に耐え続けている人、常に全身から力が抜け無い人は、拮抗している筋肉の筋力の差が歪みを作ってしまいます。

歯を食いしばるだけでも身体は歪みを作ります。 だから、身体の歪みの根本的な解決には、その人の持つ苦痛や苦悩を軽減する必要もあるのです。

自律神経

自律神経とは交感神経(アクセル)副交感神経(ブレーキ)からなり、本人の意思とは関係なく働いています。 交感神経は活動的な時に優位になり昼の神経と言われ、副交感神経は休息の時に優位になり夜の神経と言われています。

人間の身体は、自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫抗体系の三つがバランスをとりながら機能することで、恒常性を維持(ホメオタシス)しています。

しかし、何らかの理由(ストレスなど)でそのどれかの機能が低下すると、そのバランスが崩れ恒常性が維持できなくなり、様々な形で身体に不都合が起こります。 その不都合は、自覚症状が有るのに検査では異常が見つからなかったり、その症状も様々で、定まらないことも多く(不定愁訴)、本人が感じている不調を、他人に理解されにくいことが多くあります。 そのおかげで、仮病や怠け病と言われることも有り、医師による診断結果も異なることが多く、身体の異常だけではなく精神的な症状を伴いこともあります。

自律神経の主な反応

交感神経 部位 副交感神経
 拡大瞳孔 縮小
 濃い 唾液 薄い
 抑制 気管支 収縮
 収縮 心筋 弛緩
 増加 心拍数 減少
 拡張 冠動脈 収縮
 上昇 血圧下降
 抑制 消化器 促進
 弛緩 膀胱 収縮
 収縮 子宮 弛緩
 増加 白血球 減少
 促進 呼吸 抑制

 

自律神経失調症の症状

 部位 症状 病気
 全身 倦怠感、微熱が続く、めまい食欲不振、冷え、ほてり 
 頭 頭痛、もやもや、 
 目 疲れ目、痛み、乾き、涙目 
 耳 耳鳴り メニエール、院疼痛
 乾き、味覚異常、痛み 口腔乾燥症、舌痛症、顎関節症
 のど 圧迫感、異物感、イガイガ感 
 心臓、血管系 動悸、息苦しさ、圧迫感めまい、のぼせ、ひえ 心臓神経症、不整脈、起立性失調症
 呼吸器 息苦しさ 過換気症候群、気管支喘息
 消化器 食欲不振、吐き気、膨満感、腹鳴り、腹痛、便秘、下痢 過敏性腸症候群、潰瘍、周期性嘔吐、胆道ジスキネジー
 泌尿器 頻尿、残尿感 神経性頻脈、夜尿症
 生殖器 生理不順、精力減退、インポテンツ 
 手足 痺れ、冷え、ほてり 
 筋肉、関節 筋肉痛、関節のだるさ、腰痛、肩こり 
 皮膚 異常発汗、乾き、脱毛 円形脱毛症、慢性じんましん、アトピー

 

更年期障害

ホメオタシスは脳の視床下部でコントロールされていますが、ストレスを受けることで、その機能が上手く働かなくなりバランスを崩してしまいます。 ストレスには肉体的なものと精神的なものが有ります。 更年期に入り性ホルモンが減少することにより視床下部がパニックになり自律神経を乱すことが有り、更年期障害と言われています。 突然汗が出たり(ホットフラッシュ)脈が乱れたり(不整脈)肩が凝ったり腰が痛んだり、様々な不都合が起こります。 更年期障害は厄介なもので、次から次に現れる体調不良、それも簡単には治療効果が表れず、やっとよくなったかと思えばまた新たな不調が出てきます。 それに年齢的にも、中年期に差し掛かり、身辺には気がかりなことが増え、例えば子供のこと、親のこと、仕事のことや自分自身の老いなど、次から次の起こる問題に心身症的な状態になる方も多くいます。